日記は詩で詩は日記。
ずっと求めていた温度の風が吹いたとき
やっとのことで実った木の実に
その風はすぐ止んでしまうと告げられました
それならわたしもそれに合わせて朽ちますと
木の実は風と約束を交わしました
無風の地では黴て腐ってしまう木の実だから
わたしは風に命を預けました
ただただその風と共にあると誓いました
風が通り過ぎても通り過ぎても
種も残さず他の誰にも収穫されず
ただただその風の終わりと共に朽ちるため
木の実は実り続けました
こんな命をかけたりんごが
この世の他のどこにある?