、。
空白を空白という文字で埋めるような
白いキャンバスを白い絵の具で塗るような
虚しさという喧騒。
透明な真っ黒。
2023年1月29日日曜日
比翼の鳥
寒空をゆく白鳥のつがいを見た
未来を示唆していたのかな
翼が無くても飛べるって
犠牲が無くても叶うって
約束の場所へ行く約束をした
どんな吹雪も この小指の熱さを奪えない
帰るの 一緒に 故郷へ
肌と肌が触れ合えなくても温まる方法知っている
ふたりだから
見えない翼 持て余してた
羽ばたくことずいぶん待たせた
比翼の鳥
もっとほんとうに飛べる日を
ふたりを超えて ひとり祈る
2023年1月19日木曜日
わたしたちが名付ければ
ふたりね、いつも手を繋いでる
温度がなくても伝わるの
存在の悲しみすべて越えて
わたしとあなた
ここに居る
亡骸となっても
壊れないものここにある証明
形のないまま具現化された証明
終わりなど、あってもなくても
わたしたちが名付ければ永遠となる
2023年1月18日水曜日
木の実
ずっと求めていた温度の風が吹いたとき
やっとのことで実った木の実に
その風はすぐ止んでしまうと告げられました
それならわたしもそれに合わせて朽ちますと
木の実は風と約束を交わしました
無風の地では黴て腐ってしまう木の実だから
わたしは風に命を預けました
ただただその風と共にあると誓いました
風が通り過ぎても通り過ぎても
種も残さず他の誰にも収穫されず
ただただその風の終わりと共に朽ちるため
木の実は実り続けました
こんな命をかけたりんごが
この世の他のどこにある?
2023年1月2日月曜日