気体にノックを



たとえばカテゴライズは

ノックを可能にするための扉であって

排他の精神に則った有刺鉄線ではない

ましてや

自分や誰かを閉じ込めるための鉄格子ではない


空白を読み取ってほしい


なんて言い出したら

そもそも言葉なんて紡ぐ必要性がない

私の存在が空白になってしまう

気体になって

気体になって

炭酸みたいにどこかに抜けていってしまう


それでも

行間に何かを感じてくれるあなたが

テレパシれるあなたが


気体になった私でさえも

感知してくれるあなたが


触れないはずの気体に

気体を気体のまま閉じ込めずに

新しいカテゴリを与えて

きっとノックを可能にする



2019年10月23日の日記より
加筆修正済み