2023年2月4日土曜日

喪失の詩

 


人生は喪失の連続だ 


それは淡々と落ちる砂時計




人生は喪失の連続だ


それは折れたクレヨンと閉じた楽譜




人生は喪失の連続だ 


それはあなたの指の温度




人生は喪失の連続だ 


それはあの日の約束




人生は喪失の連続だ


それは色あせた造花の薔薇




人生は喪失の連続だ


それは風が乗るブランコ




人生は喪失の連続だ


それは君が失敗と呼んだ愛




人生は喪失の連続だ


それは                                 喩えを嫌う空白




人生は






人生は出逢い(さいせい)の連続だ


それはひっくり返る砂時計





2023年1月29日日曜日

、。

 

空白を空白という文字で埋めるような


白いキャンバスを白い絵の具で塗るような


虚しさという喧騒。


透明な真っ黒。




2023年1月21日土曜日

君と私のままで

 

決意などなくても忘れずにいられる


努力などなくても幸せでいられる


覚悟などなくても大切にできる


気負いせず自然のままに尊べる宝もの


流れる水のように


手つかずの森のように


ありのままですべてを守れるの


一緒に居ても孤独の安心を保てる唯一の場所


君の隣という場所




2023年1月19日木曜日

愛しさを数字に込めて


愛しい響きを数字に隠した


知らなくていいよ


真実はここにあるから


愛しい響きを文字に隠した


報われなくていいよ


私が笑っていること これ以上ない報い


愛しい響きを歌に隠した


コントラストを下げて


明瞭さを暈せば暈すほど はっきりするの


愛しい暗号 合言葉 所以なんて


ほんとの響きを無音と真っ白に隠した


知らなくていいよ






比翼の鳥

 

寒空をゆく白鳥のつがいを見た


未来を示唆していたのかな


翼が無くても飛べるって


犠牲が無くても叶うって


約束の場所へ行く約束をした


どんな吹雪も この小指の熱さを奪えない


帰るの 一緒に 故郷へ


肌と肌が触れ合えなくても温まる方法知っている


ふたりだから


見えない翼 持て余してた


羽ばたくことずいぶん待たせた


比翼の鳥


もっとほんとうに飛べる日を


ふたりを超えて ひとり祈る