次元は変わらないまま日付は変わる


自分の急所


心はもともと柔いものだけど
その中でもとくに柔い部分

そこをふいうちで狙われた時の
自我のコントロールがうまく行かない


そうなると
平気で誰かを傷つけてしまう
そんな柔いものを武器に
夢にして生きていこう
なんてしてるんだから
笑っちゃう

傷つけるくらいなら
黙って傷ついたほうがマシ
だけど傷ついちゃうと傷つけちゃうから
傷つけちゃうと傷ついちゃうの

生ける日々のパラドクスが解けないの

いつでも死ねると思えることが
生きていく糧になる
生きたいから死にたいって言う
殺したくないから殺したいって言う

ううん違った
パラドクスなんかじゃない
本当にそのままなの
そのままなんだよ

うまくいえないな
もどかしいな
こんなこと思うこと自体もどかしい

いつの間にか日付が変わってしまった
次元は変わらないままで
ああ頭よ、いいかげんにしろよ

こんなふうに
生きていくしかないんだろうな

そんなふうに
生きていくしかないんだろうな





ざらざらと煌びやかに


背景が音を立てて割れてしまいそうだ

世界中の、自分の力ではどうしようもない出来事に
窓ガラスをひっかきたくなる

地球時間が僕らを閉じ込めやがるんだ

一度書きたいだけ叫び書いたものを
自分だけの小さな箱に入れてパタリと蓋を閉じる感覚
消してきた言葉はそんなものばかり

理想に従わせて
綿を押し込めて
可愛さ貼り付けたぬいぐるみみたいな言葉
吐かせないで

素直、正直、オープン、恥知らず、自分勝手、
呼び方なんかどうでもいい

飲み込んだ言葉はどこに行っちゃうんだろう
そんな疑問が最恐だから
吐き出さずには生きられない

焦燥感と倦怠感が混ざり合っている
こんなふやけ顔で前を向くと
やわらかい日差しに押しつぶされそうになる

ざらりとした歯切れの悪い時間でも
これからもこんなふうに
いつの間にか過ぎていってくれるのかな