日常とノンフィクションと少しの隠し味で調理されたような詩。


社会が社会のままだから
ほんとならもっと
生きられたはずのひとが
生きられなかったことを
生まれなくて済んだ命が
生まれてしまったことを
死にたかったはずのひとが
死ねなかったことを
そんなひとが 存在がいたことを
世界は