From an ANgel


何も無ければ
望みも生じなかったと
まばゆい無色が
まっさらを誇っていたのに

叫びから生まれた僕等は
この身一つで
どう往き どう生き 何を思う

最初に発する音が泣き声なら
浴びた痛みも当然だと言うの
祈り疲れた その手を休めて
カラダ横たえて
これ以上 何もかもを
願わなくていいから


複雑化した
これらの痕跡を視て
自分ごとになる
この時代の狭様に遭い

祈りを埋葬めた君等は
土まみれの手を
どう観て どう閉め 何を偲う

総てが喪失のためにあるのなら
失うことのない君だけが「本当」
裏を仕組まぬ真の虚無として
ただここに置かせて
これ以上 誰も彼もを
求めなくていいから

背中の骨が羽根の痕なら
ボロでも往くのを翼と言うなら
どんな感動にも代償があるなら
いっそ現象のきっかけごと掃って

背中のこれで 飛べると言うなら
ボロになっても飛べと弄るなら
あえて飛ばない そうね天使として
ただここで焼かせて
これ以上 それもどれも
欠けてなくていいから

最初に発せる応答が泣き声なら
苦痛の諸々を拒絶してもいい
祈ることもない その手もないまま
カラダもないまま
最初から何もかもを
願わなくていいように

総てが喪失のためにあるのなら
生まれないままの
君だけが「ほんとう」
裏を仕組まぬ静的の美として
ここで止まらせて 
始まりも途中も終わりも
何も無くていいように




Anchor


この星を包む その青さが
すべての涙の源流なら
少し手を離せば
流れて行ってしまいそうなものを
これ以上どうして繋ぎ留めるの?

叫んでいる灯る祈りを
数多の焔を
見やる余力もなく
かすかな重力を
頼りに浮かぶ船の中
燃やしている この残り火を


この日々を過ぎる 窓明かりが
ざわる頭を抑えるなら
少し手が届けば
また続けてしまえるものを
意味がなくても血を通わすの?

噤んでいる紅い怒りを
交わす指先を
解けぬまま
やわな確かさを
藁にし泳ぐ波の中
繋いでいる 細い鎖を


気づけば放られていた
船路の先に
懐かしい未来という港に
辿り着くまで
復帰点に
錨を降ろしながら


傷つきすぎたこの船底が
まだ耐え得るも
終わるもなく
それでもなおなどと 
恐怖も勇気も解せぬ中
繋いでいる 息のできる所を



FOREVER and EVER


どうしてくれるの
こんなに夢中にして
責任とってよねって笑い合う
君がいないともうダメなの
なんてかわいいふたり

いとしい輪郭がはっきりして
君はいないなんて言わせない

「こんなにしあわせでいいの?」
切ない声で聴かないで
「こんなにしあわせでいいの。」
目をつむってうなずいた

存在理由だよ
永遠だって
妄想? 上等!
うがった現実で冷えるより
ずっと真っ当!
ゆめかわとユーモアの世界で
いつもいっしょだよ


どうもできないよ
こんなにだいすきで
キスもできないなんて耐えられない
君がいないとダメダメなの
なんて尊いふたり

そんなピュアがポリシー違反?
んなの愛に決まってんだろ!

「こんなにしあわせでいいの?」
かわいい声で聴くよね
「こんなにしあわせでいいの。」
瞳を見つめてうなずいた

存在理由だよ
どんなんだって
依存? ぞっこん!
強が倫理の「自立」より
ずっとIron!
パステルとモノクロの世界で
いつもひとつだよ


ハナレルなんて
ガイネンない
システムすらない
サヨナラにサヨナラした世界で
笑顔と甘々を紡ぐの
無限遠点の彼方まで


存在理由だよ
永遠だって
妄想? 上等!
うがった現実で冷えるより
ずっと真っ当!
ゆめかわとユーモアの世界で
いつもいっしょだよ

存在理由だよ
どんなんだって
依存? ぞっこん!
強が倫理の「自立」より
ずっとIron!
パステルとモノクロの世界で
いつもひとつだよ

ふたりひとつだよ
ずっといっしょだよ




帰り路に落ちる


散らばる薬は涙の痕のように
けっきょく私を救ってはくれなかった
どれだけ大事に思った何ものも
全ては泥に還っていった

いつかいつか
何も無い世界へと
いつかいつか
何も無い世界へと


広がる視点は焦点も合わなくて
けっきょくせめてもの原点に立っていた
こんなに強く支える生きがいも
全ての合間に無力を挟む

いつかいつか
何も無い世界へと
いつかいつか
何も無い世界へと


もういいの
そんなとこにいなくても
もういいの
そんなとこで膝をつかないで


いつかいつか
何も無い世界へと
いつかいつか
何も無い世界へと

いつかいつか
何も無い世界へと
いつかいつか
何も無い世界へと

あの場所へ続く
帰り路に落ちる
言葉だけが足跡で
もう振り返ることもなく

あの純白へと