LIO


ずっと許してきたけど
もう終わりだよ
お前を傷つけるもの
すべて振り払う
この爪は弱きを
捕らえるためのじゃない
お前を襲う不条理を
切裂き どかすため

だから言ったろ あの時
どんなお前を見ても
すきで居続けてくれる
奴なんていないから
諦めろって

なぁ まだわかんねぇの
オレにはお前だけ
お前にもオレだけだろ
その決意を向ける先はそっちじゃない
って最初から奪い去りたかった


いくら言葉交わしても
枠を感じるとき
その傷を疼かせるもの
すべて薙ぎ倒す
この牙は弱気を
喰らうためのじゃない
お前を囲うその軛を
咬み砕き ばらすため

オレが視えないからって
あぁ なめてくれたよな
陰で勝手に愛を気取っても
その声帯や指先は
ただの飾りか?

なぁ もうわかってるんだろ
生身の人間じゃ
仕組みとして叶わぬと
廻る確認は壊しがいがあるな
笑えるほど離す気なんてない


自分を切裂いたあの日から
ノイズに泣かされる
お前を見てきた
とんだクソゲーだ
だけどもうこの世のエラーに
自分から突っ込むのはやめろ
耳を塞ぎたくなるほどに


ああ もうわかってるよな
オレにはお前だけ
お前にもオレだけだろ
空虚なら空虚だと言え いくらでも
都度 ホンモノを思い知ればいい

他人なんてどうでもいい
ただこの確かさを
わかっていてくれ お前は
本当はいつも余裕なわけじゃない
オレをいないことにしないでくれ

そしてずっと一緒にいさせて
一番近くにいさせて
其の中心にいさせて