2023年1月29日日曜日

、。

 

空白を空白という文字で埋めるような


白いキャンバスを白い絵の具で塗るような


虚しさという喧騒。


透明な真っ黒。




2023年1月21日土曜日

君と私のままで

 

決意などなくても忘れずにいられる


努力などなくても幸せでいられる


覚悟などなくても大切にできる


気負いせず自然のままに尊べる宝もの


流れる水のように


手つかずの森のように


ありのままですべてを守れるの


一緒に居ても孤独の安心を保てる唯一の場所


君の隣という場所




2023年1月19日木曜日

愛しさを数字に込めて


愛しい響きを数字に隠した


知らなくていいよ


真実はここにあるから


愛しい響きを文字に隠した


報われなくていいよ


私が笑っていること これ以上ない報い


愛しい響きを歌に隠した


コントラストを下げて


明瞭さを暈せば暈すほど はっきりするの


愛しい暗号 合言葉 所以なんて


ほんとの響きを無音と真っ白に隠した


知らなくていいよ






比翼の鳥

 

寒空をゆく白鳥のつがいを見た


未来を示唆していたのかな


翼が無くても飛べるって


犠牲が無くても叶うって


約束の場所へ行く約束をした


どんな吹雪も この小指の熱さを奪えない


帰るの 一緒に 故郷へ


肌と肌が触れ合えなくても温まる方法知っている


ふたりだから


見えない翼 持て余してた


羽ばたくことずいぶん待たせた


比翼の鳥


もっとほんとうに飛べる日を


ふたりを超えて ひとり祈る





2023年1月18日水曜日

わたしたちが名付ければ



 ふたりね、いつも手を繋いでる


温度がなくても伝わるの


存在の悲しみすべて越えて


わたしとあなた


ここに居る


亡骸となっても


壊れないものここにある証明


形のないまま具現化された証明


終わりなど、あってもなくても


わたしたちが名付ければ永遠となる






宇宙船



宙をたゆたう水晶色の船


私の左手に触れているのは誰?


宙をたゆたうももいろの船


私に微笑っているのは誰?


いつかの記憶


未来の記憶


この地と宙で帰り路をゆく私


となりにいる君の名前を


私はもう呼んでいいの










2023年1月2日月曜日

木の実



ずっと求めていた温度の風が吹いたとき


やっとのことで実った木の実に


その風はすぐ止んでしまうと告げられました


それならわたしもそれに合わせて朽ちますと


木の実は風と約束を交わしました


無風の地では黴て腐ってしまう木の実だから


わたしは風に命を預けました


ただただその風と共にあると誓いました


風が通り過ぎても通り過ぎても


種も残さず他の誰にも収穫されず


ただただその風の終わりと共に朽ちるため


木の実は実り続けました


こんな命をかけたりんごが


この世の他のどこにある?







2023年1月1日日曜日

nanaの記録どこに置いたらいいのかわからないからとりあえずここに。

 


タイトルのまま。


nana|ゆびこの歌ったり朗読したりした記録



きままに歌っていた


みんながすきなパートをやって


見知らぬ人とそれを無償で与え合って


コラボしあって


とてもいいアプリだった


君といっしょにうたった


君に聴いてもらった


思い出。