Dedicated to...


泣いてるのに涙が流れないからポストを流すしかない
この限られた文字数が滴の一粒一粒だ

生きるのとても楽なのに
頭がくらくら痛む
これはなんなんだろう

助かってるのに助けてって思うこれは何
助からない 助からない 助からない
もう助かってるから
これ以上は助けようがない

この時代でとても恵まれている
明らかに幸福だ
それでも泣いている
叫んでいる
号哭が聴こえる

どうしたの
悲しいよね そうだよね
って肩を抱く

正体なんてわかってる
この叫びの対象は
世界の仕組みそのものだ

泣き止まない 泣き止まない 泣き止まない
涙は出ない 涙は出ない 涙は出ない
流せるのは言葉だけ 言葉だけ 言葉だけ
言葉は涙 涙 涙
止まない 止まない 止まない





翠雨は語る



透過される尊厳

されるものもするものも

その瞬間を観るものも

無知の不透明度が邪魔をする

それを知るものの

翠雨のように濡れた頬の意味を

彼らは知らず